本屋で眺めてたらピンと来たのと、1巻無料だったので
好きなことが見つけられない高峯と、本が大好きな咲倉。ひょんなことから知り合ったふたりの少女が過ごす放課後。友達?それとも――、少女達が紡ぐ名前のない関係――。
話の始まりは、主人公の高峯がバレーをやめたところから始まる
何か次を見つけないと、と思っているところに本と咲倉に出会って変わっていく
名前のない関係っていうから、百合とは断言しないで置こうかなと思ってた
断言せずに微妙に踏み込まない中途半端な作品あるじゃないですか
それかと思ったけど、普通に恋愛匂わせくらいはあるから百合としておく
これの好きなところはコンテンツ論とか「(ヒト以外にもモノ・コトへの)好き」を題材においていること
う〜ん表現が難しいな
本が好きとか、はたまたバレーが好きとか人それぞれあると思うんですけど、その好きって「好き」だけで追いかけることは難しいよね、というか
特にバレーの話では、高校から初めて入って来たけど、中学からやっている子達よりも上手くてなんか気まずくなるみたいな描写がある
それに対して、バレーが「好き」という自分の気持ちに確信があればいいけど、それがないんだったら居づらさの方が勝ってくる
そのときになかった「好き」の確信性を獲得して成長していく話かな
あと書いてて思ったけど、この漫画の「好き」ってモノ・コト・ヒトの対象は問わずに等価に扱ってる気がする
「百合漫画」だったら、当然ヒトへの好きが軸だけど、この漫画はモノ・コト・ヒトを同列に扱っている気がする
だから、名前のない関係なのかもしれない
恋”より”青くだしな