ランドセルガール(青ブタ) / シロナガス島の帰還

  • ランドセルガール:青ブタ

家族の話

 

今まで希薄だった入院中の母親が良くなり始めるも、そこにモヤモヤを抱える咲太の話

この分野特有の「家族不在がち」を逆手にテーマにするの上手いな

自立している咲太も、誰かの子どもであることには変わりないんだなぁ

 

 

家族半壊(妹いじめで別人格):良くも悪くも自立したらしさか、家族維持:咲太が自立出来ない

世界線のどちらかを選択しないといけなかった

 

桜島(幼女)は、片親で母親との関係も微妙だったから、家族維持世界線に連れて行く象徴なんだな、キャッチーさだけで終わらせないの上手いわ

 

それで結構普遍的なテーマに持ち上げるこの感じ

 

〜〜〜

 

家族維持側の双葉が「その方が咲太らしさ」って言ってるのが気になったな、そっちの世界線の双葉から見ても半壊側の咲太の方が"らしい”の面白いな

多少の不自由さが見てとれたのかな

 

萌え萌え思考だったから、てっきり結婚届を出して家族になって認識されるオチかと思った

それだと本来の家族を切り離しすぎだもんな

 

青ブタの良いところって萌え萌えすぎないところだよなぁ

 

〜〜〜

 

ゆめみる補足でちょっと笑った

ドナー増加がご都合主義ではないよね

 

 

  • シロナガス島

読み切った~

思ったより推理モノというより、パニックSF?系だった、サスペンス(原義)かも

正直恐怖が勝ってあんまり入り込めなかった

でも、自分の恐怖態勢と値段考えると良作

 

・推理:あんま

扉の順序とか、炎源どことか全くわからなかったのに

「蛇投げたし、そうでなくても裏切り者」の一点だけで通っちゃったの、ちょっと良くなかったかもな…

 

というか、推理材料なかなか少なくて推理モノ感薄かったな…

窓の位置関係で絞るのちょっと納得行ってない、

炎も花瓶怪しいくらいで、事前知識必要なの辛かったな

 

ヴィザーズ特定の方も、決め手が憶測なのもなぁ…

 

 

・SF?ホラー:俺が苦手

はい。

推理メインかと思ったらこっちの比重の方が大きくてう~ん…

俺、なんやかんや怖いの苦手なんだって、特に「未知」系の

ジワジワ怖い系ならまだ行けるけど、

びっくり系は特に勘弁して欲しい

あと最後の方の展開とか結構良くある感じでなぁ

 

 

・他:クオリティ◎、ねね子

まぁココですよね、CG大分多かったし

どう考えても聞いたことある声多かったのも凄いな、あんま声優意識しない方なのに

 

あと、ねね子のキャラデザでお釣り来る

「黒木智子が探偵の助手やってる」で8割あってるし

わたモテ読んでると、「こういうギャグ」だよなぁって冷静になっちゃうことあるけど、結局そういうのに落ち着くんだと思う、良いのか悪いのか

 

主人公とかなり年離れてるから、色恋なさそうなのも良かった

 

まとめ:ねね子可愛いね、コスパ良いね

 

〜〜

 

最後の説教(攻撃性を持たせるつもりはないが、一番わかりやすい言葉選びがこれ)

人生はやり遂げることで価値が決まる、みたいなのは、他者が価値決めてる感じがして、ちょっと同意しかねるけど、後悔を残すなってのはそうよな~

 

終わり方としては、ねね子とアレックスも好き

ねね子は、根暗からちょっと踏み出そうみたいな教訓得てる

アレックスは、本当に心臓にふさわしいかわからないけど、その不足に見合うように生きるって終わり方が好きだな

 

目標がちょっとふらついてるかもしれないけど、その迷子な感じでも過去から何かしらを託されているんだろうなって

 

 

迷子…

Mygoでも過去(豊川祥子、若葉睦)から何かを託されていてさぁ…(ブツブツ…)