リアル消費

蓮ノ空というコンテンツ形態を見て思ったことを正直めにつらつらと

 

 

正直苦手な面もあるな、しょっぱなからマイナス言及かい

 

“全てに意味があって欲しいと願っているので、見せる部分全てに意味が存在するコンテンツ架空人間は、見えてしまう部分のある現実のアイドルより一直線に思考を巡らせることができて居心地良い”

のに、リアリティは求めているという矛盾性に向き合う必要がある

 

彼女らが語るセリフは台本か?自分の言葉か?

その言葉はどこまで内面を表しているんだ?

卒業式に流すであろう涙か笑顔はどこまでが嘘で本当なんだ?

 

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フィクションであり、かつ”リアリティ”だけを消化して安心していたい

 

リアルそのものを消化するコンテンツが苦手(プデュ?とか)

不可逆だから本人にとって重要という部分の消化があまりにもおこがましい、人生の公共化

声優コンテンツも結構苦手、声で演じる仕事なんだから他の部分はやめてやれよって思う(でもお前、シャニのライブ見たことあるよな?)

 

vtuberはオブラートに包んでたから受け入れられたけど、蓮はもう一つ先にある気がする

(少なくともVは卒業という旗を立てていないはずである)

とはいえ、せっかくコウが卒業を「いいこと」だと言い切ってくれたので、ちょっと信じてみたい

 

 

 

フィクションを消化して俺に加害性はないって言い張ってるけど、フィクションを作り出すのはリアルであって同じだという事実から逃れているだけである

多かれ少なかれ、そこにクリエイターの心労の蓄積はある

 

リアルそのものを消化するコンテンツと違うのは、合否によって人生を左右してしまうということはなく、セーフティネットがあること

役についた時点で基本3年は確保されている

それでいうとお隣のアイマスは合否を味としてつけたものだったな、いい論点になるかもしれない

 

合否でヒトの人生を左右するものか、そういうものはなく固定3年かって言われたら間違いなく後者の方が良い

そういう責任を負うのは嫌だし、逆に俺が育ててやったという肥大した肯定感を担うのも嫌だ、消費者に調子乗らせないで欲しい

 

とはいえ、リアルタイムによってクリエイトした公共の3年間は、どのように楽しめばいいのか、というモヤはちょっとある

 

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最近好きな漫画に、恋より青くというものがある

端的に言うと「好き」に向き合う話

この「好き」はヒトに限らず、モノ・コトへも扱ってる

 

で、なんでこの漫画の話したのかというと、今やってる話が作り手の話

2巻までは主人公が好きなモノを見つける話だったんですけど、劇に誘われて初めて、本とかドラマとかに作る人がいるんだって実感する

 

これまで俺が通ってきたのは、作り手を感じないコンテンツ(2次元でオブラートに包まれているもの)で、vtuberでほんのりだけ傾いた

どうやってもリアルを消化しているという現実から背むく時間はすぎたのだろうか?

 

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(ここからさらにウダウダ言うし、詭弁な気もする)

 

そもそも人々の営みに原義的に良いも悪いも付属していない、良し悪しは人々の解釈にすぎないから人々の行動が完全に悪であるという断言などできない

だから、本来はどのような行動にも完全な白黒はつけられない

どんな行動にも悪や加害性が付随して回るからこそ、解釈される善が過半となるように勤めないとな、ということ

 

リアリティを消化するからと言って無害な消費でないし、

リアルを消化するから加害な消費でもない

当たり前だが物事はグラデーションである

 

まずは消費に存在する悪や加害を認めること

その次に、その分を善として還元しクリエイターを幸せにしないといけない

という話(こういうの前言った気がする)

 

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個人的疑問点をまとめる

 

  • どこまでがキャラで演者かわからない、Vtuberは結局演者を接種しているコンテンツとなったが、そこに再チャレンジしているように見える(はっきり分けなくて良い、という回答に俺がどう納得するかでもある)
  • ヒトの人生を3年という形で消費している、Vtuberは卒業という旗を立てずに意識することがあまりなかったが、改めてリアルを消費していることにもう一段向き合う必要がある
    • リアル消費を特に意識する(させられる)ことで、焦燥感を煽っている側面は少しあるかもしれない、ここは見てみないとわからない

 

 

ウダウダ言い過ぎましたが、蓮にはニコニコからyoutubeに連れて行ったVtuber黎明期のあの感覚があるので、多かれ少なかれちょっと追ってみます

リアル消費は苦手だけど、こんなにリアルに近いながらオタク向きオブラートに包んだものはなかなかないし良い機会

 

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てか、現実趣味は仮想に、仮想趣味は現実に近づきつつある気がするな

 

野球選手とか秋元が手掛けてそうなアイドルがアプリゲームになったり、

かと思えば、Vtuberはアニメっぽくありながら結局は中の人間性を求めている傲慢で塗り固められている訳で…

 

そのうち完全に仕切りなくなるんでしょうな

 

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既に感じる蓮の凄いところ

 

  • おそらくアプリがたった1つのポータルとして機能していること
  • 横でなく縦であることで日常に根ざす感を強調しているところ

 

 

 

 

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忘れてた、GWの予定を宣言します

 

蓮ノ空:怖いけど新しいものは絶対ある

春アニメ:サボりがちなので消化して、3~5本に絞りたい

リバース1999の5章:GW中に消化しないとやらないでしょ

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ATRI:本来のメインだったが、蓮履修後は気力持たんと思う

ジャンプ+気になり漫画:2本ある