物語の人権尊重/君たちはどう生きるか

  • 物語の人権尊重

 

今日の日経の読書欄から

「物語の進むべき方向を作家の都合でねじ曲げてはならないこと、クライマックスの先にもまだ物語はあること……それらは今でも私にとっての大切な羅針盤であり、北極星でありつづけている。」

 

Twitterの「○○いいね、○○RTごとに~」がとんでもなく嫌い

読者が結末を操作しているという傲慢さと、作者が描きたいものを一部放棄している無責任さ

作者が伝えたいことのために描くべきだと思っているし、それに向かって動かそうとしながら、そのキャラクターの人権尊重をするべきだと思っている

 

「XXXという結末にしたい」という作者の思いと、「YYYしたい(しそう)」というキャラクターの思いの戦いであってほしい

 

やが君2巻あとがき漫画、作者ですら私の勝手なイメージですけどって言ってるの、キャラが生きている感じがしていい:200818

 

逆張りくんは宮崎駿の作品見たことがない

母がお気に入りの耳をすませばを横目で見たくらい

 

予想はスタァライトから萌え抜いて、説教10倍みたいな感じだと思ってる、なんかとんでもない熱量込めた灰色の汁飲まされる気がする

サジェストに気持ち悪いともあるので、性欲も少し入れとくか

 

明らかに客層の顔つきが違うの怖いんだけど

歴戦の奴らしかおらん、もしかして最年少か俺

こえー

 

じゃあの👋

 

~~~~

 

思ったよりは透明な汁だったけど、何もわからんかった、申し訳ねぇ

主軸はわかるけど、節々がハイコンテクストだった

 

なんにもまとまってません、すまん

 

~~~~

「今の理不尽な世界を、理不尽なまま進んでくれ(綺麗になんて幻想)」

 

理不尽:新たな母、捨てきれない実母の影

まぁ実母の復活はできないですよね、そんな幻想は叶うわけがない

なんか都合良い世界は書かなそうですよね

 

理不尽なままって言うのが一番わかりやすいのは積み木のアレ

主人公が綺麗な世界の創造主(?)を引き継ぐのを拒否し、元の世界を選択する

 

あとは、白い謎の生物が人間に生まれるシーン

生まれてキレー、だけではなくペリカンがわざわざ食いにくる

若い実母が炎で追い払うのを「やめろ」と主人公が言うが、おばあちゃん(誰か忘れた)の若い頃は感謝していた、綺麗なままというのはガキの幻想って言いたそうな気がする

 

これは完全に感覚なんですけど、あの白いやつと、黒の船漕いでたヒトガタ生物が合体して人間になりそうな気がする

黒はからっぽな体、白は意思とか魂的な

 

あの青鷺はまぁ最後に友達って言ってたし、なんやかんや仲良くなるよね、ってポジよね

敵対する鳥類って属性がありながら、協力してたよな

てか最初に新しい母と主人公呼んでたの何が目的だったんだっけ、こんなこと(「理解できませんでした」)なんて本当は書きたくない、作り手に申し訳ないので

いや、最初に青鷺に命令したやつが創造主(?)か

じゃあ単純に貢献者探しか、血筋通りに生きろって圧というか

 

あ、そうそう

あの若い頃のおばあちゃんに包丁握らされたのって、自分も何かを傷つけなきゃ生きていけないって表現かな、人間しか殺せないみたいなこと言ってたし

敵のペリカン埋めてたのは、どういう命にも敬意を払う対象だって感じ

あれやんなきゃ青鷺を友だちと言っていない気がする

 

この映画の困難(謎のでかインコとか)って、血筋の繋がっていない(?)新しい母を認めることを禁忌として捉えられて、っていう自然界の警告?なのか?

あの新しい母とその母を救いに来た主人公が、結局分断されて幕を下ろすシーンとか分断という感覚

あ、実母(若)が新しい母を認めたから、自然界の警告を無視して新しい母を迎えられたのか?

全体的に異種族の和解のシーンか

 

青鷺(別種族)も、新しい母(別の血筋)もひっくるめて世界が作り上がっているのかなぁ

思い上がんな人間!っていう姿勢は少なくとも感じる

大分序盤に青鷺が初めて話したシーンでもカエルとか魚とか、自然の脅威を強調してきた気がする

 

序盤に戻ったついでに、自分で弓を作り上げてから、屋敷に入り込んでいったよな

自分の武器は自分で勝ち取れって姿勢

ここで青鷺の羽使ったのが友達の最初の最初か

いや、青羽の弓を作り終わってから(題名)の本を見つけるんだよな

託された感覚が今までなかったけど、ここでやっとある意味で継承されたのか?

 

ちゃんとした感想らしい感想なんですが、あの母が炎に包まれて上に行くシーンでなんかジーンとしてしまった、今までうるっと来たシーンって長い文脈とか時間だったんですが、映像美?とかそれだけで来たのは初めてかもしれない、なんだったんだろうアレ

 

最後に元の世界に帰っていくシーン

「炎が素敵」

炎に包まれるのが正史みたいな

そう考えると、あの世界に繋がるドアも火葬のアレに見えてきたな

小さい窓があるんだよな確か、あ、本当にそうかも

 

あのあの若い頃のおばあちゃんに合うシーン、炎でペリカンを追っ払ってたけど、あれが人間と動物の違いを表しているようにも見えた

炎を恐怖しないことが人間の特性みたいな

だから「炎が素敵」と言えるのかなぁ

 

〜〜〜〜

 

なんかジブリオマージュあるって聞いた

バルスって言いそうな絵面、ポニョっぽい白生物、おばあちゃんたちって何かみたことあるな、あと城出すの好きだよね、くらいかな気づいたのは

 

 

この映画、評価が真っ二つらしいけど、少なくとも低評価ではないな

なんとも言えない恐怖はあったけど、ハイコンテクストなのは好きなので

意味をすべて自然言語で伝達できるとか思い上がりも甚だしいと思っているので、映像だからこその伝達表現してるなぁと感じた、そんな作品