清算/恋愛

無理にでも文字にすれば何か浮かぶの精神で捻り出す日もままあるのだが、昨日の綾√日記があんまり上手くまとまっていない感覚あったので書き直した

 

「卒業は過去を清算しなければいけないし、次に進むにはやりきったという自分の心の地固めが必要になる」

 

度々日記に出して申し訳ないが、目的論の人が「面接には過去を清算してから行け」と話していた。過去を清算しなければ、目を合わせて対面できないからだという

 

アキラへの罪悪感という過去が、綾から卒業の資格を取り上げていた。そんな罪悪感で拾ったのが初雪だった。

 

彼は、彼女の罪悪感からなる自身への希薄さを守った。アキラの意識での復讐で歩いている彼女を守り、本人の代わりに怒りを抱いた。何より、初雪に対する懺悔という感情を恋で書き換えた。

 

彼は、彼女の代わりにアキラを、そして彼女の懺悔の象徴である初雪自身をも清算する。初雪への恋も呪いの一つのようなものだった。

卒業後、彼女の前に再び現れた初雪は懺悔ではない。綾の素直な心の第一歩の象徴として、冬を溶かす。

 

  • 恋愛

目の前の席でカップルがイチャイチャしていた

意味なくほっぺをすりすりしたり、ピアスをつけさせたり…

 

ギャルゲーって、本来は本能的な生殖という最終地点を出来る限り有意義な何かで誤魔化すものだと思ってる(少なくとも自分はそういうものを求める方だ)

 

現実の恋愛に意味などない、ただただ一緒に入れれば良いという動物的本能に帰結するはずだ

互いが互いに深い学びを与えるなどと言う例は希少だろうし、創作の濃度よりかはもちろん少ないだろう

 

もし現実の恋愛にそういったものを期待するのであれば、反対のことを考えて見るべきだ

相手にとって私は本能的生殖以外の深い意義をもたらすことが出来るだろうか

 

うむ、ギャルゲーやると現実の恋愛が出来ないみたいな風潮が見えてくる

無意味に意味を見出すような、人間を動物的だと認めない行為と、無意味を無意味のまま享受し、人間は動物的だと認める行為はまるっきり反対のことである