よふかしのうた

  • いいところ

人間も吸血鬼も、恋を「私もその異種族として、生殖して繁栄させたい意思」と読めば、どちらの種族も同質的って理解できて、すんなり入ってくる作りになっているところ

(なんやかんや、殺人(吸血鬼)はなかったはず)

 

そして、人間→吸血鬼は時間をほぼ永遠に引き伸ばす行為で、吸血鬼→人間は時永遠の間を戻す(戻せずに死ぬ)行為になるのも美しい

 

ここでタイトルの「よふかし」に帰ってくる

よふかしは、限られた時間をつまらないことへ投資した反動で、時間を永遠のように引き伸ばしたい気持ちが引き起こす行為である

 

だから、吸血鬼のナズナちゃんが「よふかし」へと誘う存在

 

この論理展開がかなり綺麗

 

 

  • わるいところ(not for me)

10巻以上の漫画をあまり読まないんですけど、何故かと言うと目的がブレがちだからですね

正確に言うと、脇道が多すぎて「そういやそうだったな」ってなる

これもちょっとそう

 

話の接続が微妙な部分あった気がする、夜間学校編とかね(建前)

vs 探偵編 書いてたのはわかるけど、越後リラもっと出してくれや(本音)

 

 

 

〜〜〜

 

 

(本当は鈴木羽那への恐怖心について書こうかと思ったけど、文章がまとまらないので今日は見送りです)